初心者必読!1日でそのまま鎌倉を満喫できるおすすめコースをご紹介


古都鎌倉は魅力あふれる観光地。初めて鎌倉に行ってみようと思ったけれど、観光地が多くて、どこへいったらよいかわからない時に、おすすめの日帰り観光コースをご紹介します。必ず行きたい観光スポットは勿論、豆知識からおすすめのお土産までご紹介。初心者必読です!

段葛を歩き鶴岡八幡宮へ出発する

段葛

鎌倉駅に到着したら、鎌倉観光の出発は、鶴岡八幡宮からはじめましょう。

鎌倉駅東口(通称:表駅)の改札を出て、左手にバスターミナルに沿って歩くと、小町通りの入り口が見えます。小町通りを進み、はじめての十字路を右折して、若宮大路とよばれる参道へ出ると、二の鳥居が見えます。段葛のスタートです。まずは、鶴岡八幡宮の参拝から始め、小町通り散策は、お参り帰りにゆっくりと。

  • 鶴岡八幡宮

  • 段葛

  • 源平池

  • 舞殿

  • 石段と大銀杏跡

  • 本宮参拝と絶景

段葛は、二の鳥居から三の鳥居まで、若宮大路中央の参道をいいます。源頼朝が、妻の北条政子の懐妊時に、安産を祈って築かれたといわれています。

鶴岡八幡宮に到着したら、正面の太鼓橋(昔は渡れましたが現在は渡れません)より、右側が源氏池、左側が平家池と呼ばれ、合わせて源平池と呼ばれています。それぞれ源氏の白旗、平家の赤旗にちなんだ、白蓮と赤蓮が植えられました。(現在は紅白咲き乱れているようです。)因みに、源氏池の方も面積も大きく作られています。

参道を進むと、階段を上る手前に、舞殿が見えます。舞殿は、静御前源義経を慕い舞った若宮回廊跡に建ち、現在は、舞殿で結婚式も執り行うことができます。

そして、いよいよ本宮に向かい、石段を登ります。石段左手には、2010年に倒れた、公暁による源実朝暗殺の舞台、大銀杏跡があります。樹齢1000年ともいわれる大銀杏には新芽が観測され、復興のシンボルと言えるかもしれません。

61段の石段を上りきり、本宮楼門の掲額を見上げると、八の字は神聖な神の使いとされている二羽の鳩で表現されている点にも注目です。そして、振り返ると、まっすぐに海岸方向へ伸びる若宮大路と天気がよければ海岸まで続く絶景を見るのもお見逃しなく!本宮で参拝し、次は、小町通りへ。

小町通りを散策する

小町通り

小町通りは、鶴岡八幡宮を背にすると、鎌倉駅に向かい若宮大路から、1本、右側の通りを指します。小町通りには、新しいスイーツのお店や、小腹を満たすグルメスポットも出現しています。昔ながらのおすすめのお店は、お参り帰りに寄りたいけどいつも長蛇のキャラウエイや、駅に向かい小町通り最後の小道を左に入った甘味処納言がおすすめです。

小町通りの喧騒から外れ、若宮大路で寄りたいお店は、豊島屋 vs 紅谷!?

豊島屋の鳩サブレ― は外せません。子供のころは、頭から食べようか、尻尾?から食べようか、たい焼きのように迷ったものです。お土産用なら、帰りに、鎌倉駅前店で買うのがおすすめです。若宮大路に面した(右側)本店では、季節折々の和菓子や、鳩グッズなども購入できます!

鎌倉紅谷クルミッ子が大ブレイクして、地元でも品薄状態に!若宮大路左側に本店があります。りすのパッケージもとても可愛い。因みに鎌倉で見かけるりすは、台湾りす。植木をかじったり、地元では、可愛いばかりでない面も!!

江ノ電長谷駅へ向かう

江ノ電

鎌倉駅までもどったら、江ノ電長谷駅へ。江ノ電が軒先を走る様子が見たい場合は、乗車をお勧めしますが、バスや歩きも可。

権五郎神社(御霊神社)に詣で力餅家でお土産を買う

権五郎神社

長谷駅に着いたら、長谷寺へ向かう前に、時間が許す限り、足を延ばしたいのが、鎌倉権五郎神社(御霊神社)。鎌倉時代からさかのぼり、平安時代に鎌倉や湘南地域一体を領地とした鎌倉権五郎景政を祭る神社です。鳥居の目の前の踏切を江ノ電が通過して、極楽寺に続きトンネルへ消える様子も、鎌倉ならではの光景です!紫陽花が咲く季節は、さらなる写真スポットになっています。

そして、お参り帰りに是非寄りたいお店が、力餅家です。権五郎神社から鳥居をくぐり、海の方向へまっすぐにすすみます。権五郎力餅が名物で、地元でもとても愛されています。当日中が賞味期限になりますが、求肥入りの求肥力餅は、賞味期限が3日間になり、1個から購入できるので、こちらも是非ご賞味あれ。

さらに時間が許す場合は、海はもうすぐそこです!潮の香りに誘われて、坂の下から、路地を抜けて、海岸で早速力餅を食べながら、休憩するのもよいですね。

長谷観音長谷寺)から絶景を眺める

長谷寺

つぎは、長谷観音で親しまれている長谷寺へ。江ノ電長谷駅に戻り、真っすぐ大仏方面に歩いていく途中、T字路の交差点の左手に見える大きな提灯が目印です。紫陽花が有名ですが、階段を上りきり、観音様をお参りしたあとは、眺望散策路から相模湾を臨む絶景をお見逃しなく!

長谷寺からの眺望


長谷寺の見どころで、忘れてはいけないのが、弁天窟です。参拝の後、階段を降り下界(?)へ戻ったら、左手に進むと洞窟があります。弘法大師が参篭(一定の期間昼夜こもって祈願すること)したことで有名ですが、小さな洞窟の中は、入り組んでいて、屈まないと入れないところもあり、冒険気分が味わえます。洞窟内の弁財天や出世弁財天といわれるので、お参りするのもよいですね。

鎌倉大仏高徳院)の胎内に入る

大仏

いよいよ、鎌倉大仏へ。鎌倉大仏は、露座の大仏として有名ですが、外からはなかなか見えません!胎内拝観も再開されましたので、是非、大仏様の身体の中に入ってみましょう。背中側に廻ると、すでに胎内にいる人が、見えることも。大仏の左側から、プラス50円で拝観できます。大変狭く暗い螺旋階段を登るのは、大人でもワクワクする、貴重な体験になること間違いなし!?

銭洗弁財天で金運アップする

銭洗弁財天
  • 銭洗弁財天
  • 洞窟の湧水でお金を洗い金運アップ

鎌倉駅に戻る前に、時間に余裕があれば、銭洗弁財天まで歩き、金運アップはいかがでしょうか。高徳院をあとにして長谷駅に向かい、1本目の細い路地を左に曲がり、表の道路と平行に走っている細い道を左に道なりに進みます。途中、大仏の裏側を通過しますが、中は見えそうで見えません。長谷大谷戸の交差点まで進み、右に進み、佐助の交差点まで歩きます。因みに、三方を山に囲まれた鎌倉には、山に幾筋も切り込んだ谷戸と呼ばれる場所が多く見られます。その中でも、長谷大谷戸は、大谷戸と呼ばれるだけあって、谷が深く、アップダウンが大きい地形となるので、頑張って歩きましょう。佐助交差点は左手に曲がり、道なりに進みます。源氏山公園に向かい、坂を登り始めると、中腹に洞窟のような入口があります。

源頼朝が、人々を飢餓から救い安楽な世の中を願い、宇賀福神の巳の日のお告げによって湧水を見つけたのがはじまりといわれています。ご神体は、体は蛇、頭は人の形をした、水の神様です。現在も、洞窟の湧水でお金をざるに入れて洗い、金運アップを願い、洗った5円に紐をつけてお財布にいれます。(お札を洗う人もいます!)第5代執権北条時頼も、この神を敬い、銭をこの水で洗い清めれば福銭となり、一家は栄え、子孫は永く安らかになるであろうと、銭を巳の日に洗って祈ったのが、はじまりといわれています。

佐助交差点にもどり、鎌倉駅を目指し、帰路へ。お疲れ様でした。

まとめ

いかがでしたでしょうか。鎌倉へ初めて来た友人を案内するおすすめのコースをご案内しました。初めての鎌倉でも、安心して、1日の日帰り旅行を楽しんでくださいね。